こんにちは、まるまるです。
今回は「ホルモン注射の副作用が出たとしても、後悔しない覚悟はあるか」についてお話します。
これまでのホルモン補充療法歴の中で、僕自身に起きた副作用について書いていきます。
このような副作用がでても、ホルモン補充開始する覚悟があるか。
身体不可逆的治療なので、じっくり考えてから開始してもらえたらと思います。
ホルモン注射の副作用が出たとしても、後悔しない覚悟はあるか
僕はホルモン補充療法を開始して、10年弱経過しました。
この10年弱のあいだ、ホルモン補充を中断することなく過ごせています。
僕1人の出来事ですが、実際に体に起きた副作用症状を書いてみますね。

男性ホルモン剤はステロイド製剤なので、ステロイド投与による副作用が主。
ステロイドによる作用は多血症(血が濃くなる)や満月様顔貌(顔が丸くむくむ)など様々ですが、僕が影響を強く感じたのは以下の5つです。
- 体重が増えた
- 肌トラブルが増えた
- 肝機能数値の悪化
- AGAになった(禿げた)
- 全身の体毛が増えた
それぞれを詳しく見ていきましょう!

体重が増えた
いちばん体重が増えた時は、ホルモン注射開始前と比べて+10㎏までいきました。
ホルモン注射を開始して2年くらいまでが、体重増加スピードが速かった!
筋肉量増加だけでなく、脂肪量増大したためでしょうね。食べすぎです(汗)
高校生男子並みの1日5食コースでした…
最も食べていた時では、大盛りチャーハン+ラーメン後に牛丼を食べても空腹感がありました。
急激に筋肉が作られて、エネルギーの多くを体作りにとられていたのでしょうねぇ…
食べてもお腹はすくし、開始1年くらいはとても疲れやすかったです。すぐに眠くなって、ダメだとわかっていても食っちゃ寝、食っちゃ寝してしまう…
現在は食事量や疲労感も元に戻り、体重もMAXより落ちています。
肌トラブルが増えた
もともとアトピー性皮膚炎もちなので、肌が乾燥気味でした。
ホルモン開始してからすぐに、額から顎裏にかけてニキビだらけになり、皮膚科に通いをするはめに。
今では風呂上りに顔は化粧水+クリーム、体はボディークリームを塗らないと乾燥でかゆくてしょうがないですね。
ホルモン開始前は全くしていなかった、お肌のお手入れが必須作業になっています。
ホルモン開始後の方が女子力高め系になったかもしれません(笑)
肝機能数値の悪化
ホルモン注射開始前のカウンセリング最終段階の時から、継続して血液検査を行っています。
ホルモン注射開始前まではAST、ALT、γ‐GTPとも基準範囲内で推移していました。
ビール250ml缶を飲み干すのもつらいです。
洗口液のアルコールでさえキツイと感じるように体質変化しました
僕は、もともとあまりお酒が好きでなかったので問題ありませんでしたが、お酒好きな方にはちょっと辛いかもしれませんね。
個人差あるとは思いますが、肝機能低下したらアルコールは辛くなると思います…

AGAになった(禿げた)
ホルモン補充開始してからは、男性の髪型を気兼ねなくできるようになったこともあり、
ワックスやジェルなどの整髪料をいろいろ使ってみて喜んでいました。
元々はかなりの剛毛で、量も多く、髪を短くした後に頭を触ると切った髪の切れ端が指に突き刺さるくらい。
ある日後ろに立った友人から、そっと頭頂部をシュークリームで隠されたことが気になり、スマホで頭頂部を自撮りしてみるとポッカリ地肌が見えていました。
この時のショックはかなり大きかったです。帽子の所有数が急に増えました。
現在はAGAクリニックに通院しており、少しづつ改善してきています。

全身の体毛が増えた
ホルモン開始前も、産毛ではありましたが体毛が多い方だと感じていました。
ホルモン開始してから3か月後くらいにはしっかりとした髭が生え始め、
毎朝髭そりするのが当たり前。同時期から脛毛も濃くなっていました。
いろんな除毛方法を試しましたが、敏感肌には拷問でした
一般男性の濃い方から比べたら少ないのかもしれませんが、もともとなかったところから生えてくるとすごく気になります。
もじゃもじゃになって、夏に半袖+ハーフパンツで過ごしていると自分で体毛の濃さが気になってしまう…
AGA治療薬を内服をするようなってからは、もっと体毛が濃くなりました(泣)
結局は自分でグルーミングするのがめんどくさくなって、医療レーザー脱毛をするようになりました。
今ではいっそ全身ツルツルにしてしまいたいと思っています。


効果と副作用は紙一重
以上が僕の体に起きた、ホルモン注射の副作用です。
健康に直結するのもから、審美なものまで様々ありますね。
これらの副作用を改善するには、
運動をする、食事内容を考える、肌の手入れをするといった生活習慣の変容、
AGA治療や医療脱毛をするといった金銭面負担の増大を受け入れなければなりません。
ホルモン補充によって起こる変化は個人差があるので、
上記の症状が出ない、ほかの症状が出ることも十分あります。
ホルモン補充療法にすすむのであれば、
どんな変化が起きたとしても受け止める覚悟は持っておきましょう。
ホルモン補充療法はあくまで治療手段の1つです。
ホルモンをする、しない、どちらを選んでも
選びきったのであれば人生において大正解ではないでしょうか?
人生は人それぞれ。ステレオタイプに引っ張られることはありませんよ!
今回の記事は以上です。ありがとうございました!

