こんにちは、まるまるです。
今回は『トランスジェンダー(FTM)の医療保険加入のポイント3つ』についてお話します。
社会人になると「保険どうしようかな?」と多くの方が思われるでしょう。
トランスジェンダーの方も同じように悩まれませんか?
ここ数年、トランスジェンダーの方でも加入できる保険は増えてきました。ただ、治療段階によって医療保険の加入ハードルが変わってきます。
性別適合手術が条件によって保険適応になったので、今後は国内病院が主流になるでしょう。
保険適応手術なので、これからはガイドラインにのっとって実施する乳房切除術の費用を全額保証する流れになってくるかもしれません。加入しておいて損はないかなと思います。

僕がFTM(性同一性障害の女性⇒男性)なので、FTMの視点から保険加入を考えます。
この記事では、治療開始前に保険加入する際のポイントを3つを挙げました。
- 補償内容は最小で十分
- ネット保険から選ぶ
- できるだけ若い年齢で加入する
トランスジェンダーの医療保険加入のポイント3つ
なぜトランスジェンダーは保険加入で悩むのか
トランスジェンダーの方が保険加入で躊躇してしまうのは以下のような理由が多いと思います。
- 保険に加入すること自体が無理かも…
- 保険料が高いかも…
- 加入の際にカミングアウトするのが嫌だ
これらの問題は、治療開始前であれば全てクリアすることができます。
治療開始後は、補償内容によっては保険料増大、カミングアウトは避けられないでしょうが加入は可能です。
カウンセリングを始めた方、身体的治療を始めた方は「持病のある方でも」と書いてある商品から選択することになると思います。30代でだいたい3800円前後になるものが多いようでした。
治療開始前に医療保険に加入するポイント
治療開始前というのは、カウンセリングも受ける前。
現在治療中の疾患がある場合は、保険加入が難しくなったり、特別条件付きや緩和型など一般保険よりも保険料がかかるものになるので注意しましょう。
①補償内容は最小限で十分
トランスジェンダーで今後身体的治療を考えている方は、性別適合手術を念頭に置かれている方が多いのではないでしょうか。
性別適合手術をする=女性の特約疾患にかかる可能性がほぼなくなる(乳房や子宮・卵巣摘出するため)ので、特約には入らなくてもイイと考えます。
先進医療を望まず、一般的治療適応で良いのであれば医療保険+高額療養費制度で十分賄えると思うので補償内容は最小限で十分でしょう。
もし、まだ治療には踏み切っていないけれども扶養家族がいる場合は、念のため死亡保障を付けるのはアリ。
トランスジェンダーの多くが今後の治療でお金がかかるので、不必要に固定費を増やしすぎないようにしましょう!
高額療養費制度についてはこちらの記事に詳しく書いたので、参考にしてもらえたらと思います。

②ネット保険から選ぶ
対面する必要がないので、トランスジェンダーにとってはハードルが下がりやすいかなと思います。僕はネットで保険契約をしたので、保険員の方とは現在まで対面したことはありません。
ネット保険は、保険料が対面式と比べて安いことが多いです。
これから治療をしたいと考えている方はお金がとても必要。保険料は毎月払っていかなければならないものなのでできるだけ安いものが負担が少なくてイイですよね。
できるだけ若い年齢で加入する
若い年齢で加入するメリットは月の保険料が安くすむから。終身保険の65歳払い済みでも2,000円程度で加入できるものも多くなりました。
65歳払い済みでなくてもいい(掛け捨てや終身払い)場合は、これよりも安くなります。
加入年齢が1歳上がるだけでも月額50~100円くらい増えるので早いうちに検討しておきましょう。
20歳になる前から、今後どういった生活、治療方針で行きたいのかしっかり考えておくと保険のことも検討しやすいかもしれませんね。
まとめ
社会人として生活するようになると、万が一の備えを考えるのは自然なことですよね。
トランスジェンダーだからといって、保険加入に躊躇することはありませんよ。
共にサバイブしましょう!
今回の記事は以上です。ありがとうございました!