こんにちわ、まるまるです。
今回は、『FTMのホルモン注射はネビドが最適解と思う3つの理由』についてお話します。
FTMの方で身体的治療に踏み出しているかただと、ホルモン注射をどう継続していくか考えを巡らす機会があると思います。
ホルモン注射は基本生涯継続していく治療なので、結構生活や人生に関わってくる問題。
ホルモン注射歴=ネビド歴です。もう10年弱もネビドを注射し続けているので、レアキャラ度に拍車がかかっていることでしょう。ドラクエの『幸せの靴』を4個あつめるくらいレアかも…、わかりにくい(苦笑)
この記事では、僕の体験からネビドをオススメする3つポイントをご紹介します。
FTMホルモン注射の中でも、ネビド長期使用者の話はのネットであまりない感じがするので、これから身体的治療に臨もうとしている方の参考になれたらと思います。

FTMのホルモン注射はネビドが最適解と思う3つのポイント
エナルモンデポーなど短期型の男性ホルモン注射は、性別適合手術後は保険適応(3割負担)になります。
対してネビドは、性別適合手術をしても自由診療(10割負担)のままのホルモン注射です。制度の面からもちょっと違いがあるんですよね。
それぞれの違いの詳細はこちらの記事にまとめています。

これだけ見ると短期型の方が得かな?と感じるかもしれません。
しかし、一生涯注射していくことを考えるとネビドには大きなメリットがあると感じています。
- 休みの日や勤務後の時間を通院に縛られずにすむ
- 通院交通費の節約になる
- 更年期症状を1度も感じたことがないから
僕はこの3つの理由からネビドが最適解だと思っています。それぞれの理由を詳しく見ていきましょう!
休みの日や勤務後を通院に縛られずにすむ
社会人で働きながらホルモン注射を継続していると、ネックになるのが「時間の捻出」。
病院やクリニックは平日19時くらいまでに診療時間が終了することが多く、土曜は診療していても、日・祝は休診していることが多いです。
会社員が19時までの診療時間に間に合うためには、18時には勤務終了しないと厳しいですよね。
就業後にクリニック通院が難しい場合は、仕事が休みの日に通院することになりますよね。
カレンダー通り休みの会社員の方だと土曜日しか診療していないので、予約していてもかなり待たされる…。多くの会社員、学生トランスジェンダーが休みの日の方が通院予定を作りやすいので、混みあっちゃうんですよねどうしても。
僕は転職経験があり、平日休み、カレンダー通り休みのどちらも会社員として経験しています。
平日休みの時に通院していた際は待ち時間がほぼなく、通院負担を感じませんでした。
土曜に通院の時は、予約してても30分以上待つことも多く休みなのに疲れるという…。
エナルモンとかの短期型ホルモンだったら、僕は定期的に注射にいけていなかった気しかしません(汗)
僕はめんどくさいこと、お金が無駄にかかることはキホン好きじゃありません…
お金の面でももったいないし、時間の面でもったいない。
1時間って貴重ですよ?年を重ねるごとに貴重さが身に沁みます…(汗)
僕が最初からネビドを選択したのは、これが最大の理由です。クリニックが家の真ん前とかだったら違う選択をしてたかも…、いやそれでも通院をめんどくさがりそうだな(汗)

通院交通費の節約になる
通院先が自宅や勤務経路から離れている場合は毎回往復交通費がかかることになります。
僕の場合以前通っていたクリニックまで、電車代が片道400円ほどかかっていました。
都内は乗り換えが多いので、これくらいの電車代はすぐいっちゃうんですよね。
余談ですが、通院交通費とホルモン注射代は確定申告で医療費控除の対象。
支払った医療費がちょっとでも還付されるのはありがたいですよ!僕は毎年しっかり申告しています。
更年期症状を感じたことが1度もない
更年期症状は性ホルモンバランスが崩れた時に発症しやすい。
更年期障害はトランスジェンダーだけでなく、一般男性・女性でも疾患や加齢で症状出現するものです。
症状としては、火照り(ホットフラッシュ)、急な発汗、手足のしびれ、嘔気、頭痛、不眠、うつ、イライラ感などが挙げられます。
ホルモン注射開始前に、医療文献や通っていたクリニックのドクターに国内で副作用について報告されていないか確認をしました。自分の身体に入れるものですから、デメリット面も調べておきたかったんですよね。
2010年代(僕が調べた時)には短期型を使用している方の副作用報告はそれなりにあったのですが、国内でネビドを使用している方の副作用報告は見つかりませんでした。単に症例数が少ないから報告が上がらないのかもしれませんが。
ネビドの長期使用例が2010年代には無かっただけかも。気になる人は投与開始前に主治医に確認しましょう!
性ホルモンは受容体の閾値さえ超えている量が体内にあれば身体変化は十分に表れるので、ホルモン値変動がマイルドな方が長期的に見て健康被害が少ないだろうと考えました。
その考えが正解なのかは不明ですが、僕は現在まで更年期症状を感じたことは1度もありません。
あくまでシングルケースですが、最初からネビドのみ投与例もあまりないでしょう。
これからどうしようか考えている方の参考になれればと思います。
まとめ
ホルモン注射は短期型、長期型どちらであっても不可逆的(元に戻らない)変化を体にもたらします。
身体的治療に乗り出す前の方は、これからの生き方も思い描いたうえでよく検討してくれたらなぁと思っています。
身体的治療にすでに乗り出している方は、適宜血液検査をしましょう。
性ホルモンは少なすぎても、多すぎても健康被害をもたらします。たくさん注射して男性ホルモン値を高くすればするほど男性化が進むってものではありませんからね!!
お互い気を付けて人生を全うしていきましょう。
今回の記事は以上です。ありがとうございました!