こんにちは、まるまるです。
今回は『年金いくらもらえる?フリーターだった人につみたてNISAをオススメする理由』についてお話します。
なんでかっていうと、
僕も含め、正社員年数が少ない人は将来の年金額と生涯給与額が少なくなる可能性があるから。

僕は昔なりたい職業があって、20代は非正規で働いてお金を得ていました。
目標に向かって自分で選んだことなので後悔はなかったですが、お金のことで結構苦労が…
夢がかなわなくて先の人生を考え始め、
バイトをトリプル掛け持ちして貯金して進学しなおして理学療法士として新卒採用されたときにはもう30代。
当たり前ですが、大学や専門卒後すぐ就職した同世代と比べると新卒なので給料が低い(泣)
このままじゃ人並みの給料になるころには定年になる…?!と不安になって、資産運用について調べるうちに「iDeCo」や「つみたてNISA」という仕組みを知りました。
年金いくらもらえる?フリーターだった人につみたてNISAをオススメする理由
僕が昔フリーターだった人につみたてNISAがオススメだと考える3つの理由はこちら。
- 正社員年数が短いと受け取れる年金が少なくなる
- 「貯金」だけだと、卒業すぐ正社員になった人に資産額が追いつきにくい
- 100円から運用できて、お金が必要になったらいつでもやめられる
それぞれの理由をくわしくみていきましょう!
正社員年数が短いと受け取れる年金が少なくなる
例として、20年間正社員で働いている人と、最初の10年はフリーター残り10年を正社員で働いた人ではどれくらい将来受給できる金額が変わってくるのか調べてみましょう。
まずは総額賃金がどれくらい変わるか調べてみます。厚生年金の場合、稼いだ給与額によって納める金額が変わってくるからです。
正規、非正規の平均給与についてみると、正規503万円(同0.0%減、1千円の減少)、非正規175万円(同2.5%減、44千円の減少)となっている。
表で見るとこんな感じ
正社員20年 | 503万円×20年 | 1億60万円 |
非正規10年+正社員10年 | (175万円×10年)+(503万円×10年) | 6,780万円 |
全職種、全年齢での平均金額で計算しただけなのですが、10年フリーター期間があった人は20年正社員だった人と比べると3,000万円以上給与が低い…
あくまで平均額なので、非正規でも上記以上に稼いでいる人がいるのは分かっているけど…働いてる期間は同じなのに、働く区分が違うだけでこんなに差が出るもんなんですね(汗)
厚生年金受給額の計算式が平成15年4月以降から変更されていて、
年収÷12×5.769/1000×加入期間でおおよそ計算ができます。
503万円=約42万円×12か月 175万円=約14.5万円×12か月 だったのでこちらに当てはめて計算してみるとこんな感じ。
正社員20年 | 42万円×5.769/1000×240か月≒58.1万円 |
非正規10年+正社員10年 | (14.5万円×5.769/1000×120か月)+(42万円×5.769/1000×120か月)≒39万円 |
厚生年金加入期間には国民年金にも同時加入しているので、その分を合算します。
国民年金20年加入では受給金額、年額40万円。
厚生年金+国民年金の合算受給額はこんな感じ。
正社員20年 | 年額 おおよそ98万円 |
非正規10年+正社員10年 | 年額 おおよそ79万円 |
働く期間は同じ20年でも、年金受給年額は20万円くらい違うようです。

「貯金」だけだと、卒業すぐ正社員になった人に資産額が追いつきにくい
20年正社員として勤務したとき、非正規10年+正社員10年として勤務したときの平均給与額の差はこちらでした。
正社員20年 | 503万円×20年= 1億60万円 |
非正規10年+正社員10年 | (175万円×10年)+(503万円×10年)= 6,780万円 |
働いている期間はどちらも20年なのに、非正規期間があることで約3,000万円の給与差があります。
この3,000万円を穴埋めするにはずっと正社員でいた人よりもたくさん貯金するか、たくさん稼ぐかのどっちかが必要ですよね。
例えば20年間で3,000万円を貯金する場合、毎月いくら貯金したらいいのでしょう?
ムリではないだろうけど、結構切り詰めないと達成できなさそうですね(汗)
20年間で3,000万円を年率5%でつみたて運用する場合、毎月いくら資産運用にまわしたらいいのでしょう?
「3,000万円の資産を作る」というゴールは一緒ですが、方法が違うだけでこんなに変わります。
20年間貯金だけする毎月つみたて金額 | 毎月約13万円 |
20年間資産運用する毎月つみたて金額 | 毎月約7万円 |
「年率5%の運用ってないわー、だって普通預金の年率0.001%じゃん!!」って思ったかたもいるかもしれません。
ですが、この年率は不可能なものじゃありません。
投資信託で「全世界株式インデックスファンド」をつみたて購入していけば十分達成可能ですよ。
全世界株式インデックスファンドはだいたい年率+5%の成績に収束します。
金融庁からこのようなグラフが発表されています。
引用元:金融庁
20年つみたてを続けると運用成績が年率+2~8%になって、元本割れがなかったよデータで示してくれています。頻度からいったら年率+4~6%になる可能性が高い。
資産運用で20年つみたてれば、毎月13万円つみたてないといけないトコロを毎月7万に抑えても3,000万円が狙えます。
100円から運用できて、お金が必要になったらいつでもやめられる
国が用意してくれている資産運用の仕組みには「iDeCo」「つみたてNISA」などいろんなものがあります。
そのなかで僕が一番オススメしたいのは「つみたてNISA」!
iDeCoは毎月最低運用金額が5,000円ですが、つみたてNISAは毎月100円から運用できます。
月5,000円よりも月100円の方が資産運用を始めてしてみる抵抗感が少ないんじゃないかな~?
iDeCoは60歳になるまで運用しているお金を引き出せませんが、つみたてNISAはどうしてもお金が必要になったらいつでも解約することができます。
毎月のつみたて最低金額は? | お金はいつ引き出せる? | |
iDeCo | 5,000円 | 60歳以上から |
つみたてNISA | 100円 | 必要ならいつでも |
お金の固定力がつみたてNISAの方が少ないので、長期運用できるか不安な方はつみたてNISAの方が不安がすくないのかな?って思います。
まとめ
アラサーになると、今の生活だけじゃなく将来の生活も思い描く方が増えるはず。
将来を思い描いた時に「今の状況じゃまずいかも…」と思うなら、やり方を変えてみればイイ。
特にお金の問題は「貯金」だけでなく「資産運用」という道も使えるってわかっていると、随分不安が解消してくると思います。
ちなみに僕はつみたてNISA運用中の資産は2021年6月時点で+38.18%でした。

今回の記事は以上です。ありがとうございました!