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若手理学療法士が「辞めたい…」と思ったらこのポイントを考えよう

こんにちは、まるまるです。

今回は『若手理学療法士が「辞めたい…」と思ったらこのポイントを考えよう』についてお話します。

結論から言うと、以下の2つが理学療法士として勤続しても納得できるくらい改善できる!と思えるかがポイントです。

  • 給料の安さ(お金のこと)
  • 業務量の多さ(働きかた)

これらについて詳しくみていきましょう!

若手理学療法士が「辞めたい…」と思ったらこのポイントを考えよう

僕は臨床2年目の頃、理学療法士を辞めたいと悩み続けていました。
今は職場を変えて理学療法士として働いています。

まるまる
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臨床経験3年未満の若手理学療法士で「辞めたい」と悩む方は結構多いですよ!

こちらはPTOTSTワーカーという転職サイトでのアンケート結果。

引用元:PTOTSTワーカー

若手理学療法士を辞めたくなる理由はだいたいこんな感じ。
みなさんの考えている理由はこの中にあったでしょうか?

このアンケート回答者は臨床経験1~2年目の約3,500人。毎年約10,000人が国試合格しているので、20,000÷3,500=17.5%

まるまる
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結構多いかなと思いました。アンケートに答えてない人も考えると20%は超えてくるはず

新人5人いたら1人は2年以内に離職すると考えると、若手理学療法士が転職するのは『よくあること』とも言えるでしょう。



僕の場合は『お金』が最大理由でした。

大事なのは、なんで「辞めたい…」と思うのかを明確にすることです。
勤め先を辞めたいのか、理学療法士を辞めたいのかは大きな違いですよ!

給料の安さ(お金のこと)

理学療法士の平均年収は安いです。

【医療・介護職の平均年収ランキング】医師:1169.2万円:40.7。獣医師:571.6万円:40.5歳。歯科医師:571.6万円:40.5歳。歯科医師:570.1万円:36歳。薬剤師:561.7万円:39.4再。診療放射線・診療X線技師:502万円:38.9歳。看護師:482.9万円:39.5歳。臨床検査技師:461.2万円:38.7歳。理学療法士・作業療法士:409.6万円:33.3歳。准看護師:403万円:50.2歳。介護支援専門員:393万円:49.9歳。歯科技工士:384.8万円:38.6歳。歯科衛生士:370.5歳:34.9歳。栄養士:356.5万円:35.4歳。福祉施設介護員:346.6万円:42,6歳。ホームヘルパー:327.7万円:48.9歳。看護補助者:302.2万円:46.7歳

出典元:転職Hacks 知らないと損する転職術

給与所得者全体の平均年収436.4万円(平均年齢46.7歳)と比べて約30万円安い水準。
平均年齢が若いっていうのもあります。

上記の表は税引き前年収表記なので、手取り年収をだいたい計算しなおすと
410万円×0.8=328万円

ボーナスが年4か月分出ているトコロだと計算上これくらい。

月の手取り20.5万円+年間ボーナス82万円

病院勤務の若手理学療法士だともっと月手取りは安いハズ。
僕は病院時代の月手取りは18万円くらいでした。

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都市部で一人暮らし、奨学金返済もあるってなるとかなり厳しい金額(泣)
医療系有資格者でもこんなもんです。しかもリハ職は国によってどんどん報酬を減らされています。

介護報酬改定や医療報酬改定の情報を一度調べてみてください。ビックリしますよきっと。
特にここ10年くらいは、リハ職は報酬改定のたびに報酬減算されています。

診療報酬減算⇒リハは不採算部門になりがち⇒不採算部門なら人件費を減らそう!…みたいな流れになってくるワケですよね。

まるまる
まるまる
リハ職、マジやべぇじゃん!ってある意味面白くなるかもしれません(汗)

病院と在宅の給与を比べると、在宅の方が給与は高いです。
手当だけでなく、基本給自体も高いと思います。

「経験を積んでから~」ってよく聞きますが、病院経験と訪問経験は全く別物。
病院経験が意味ないとは言いませんが、なくてもどうにでもなります。

今はまだ、若手理学療法士でも職場を選べば税込み年収100万円UPは十分狙えます。
実際に僕は職場を変えただけで、税込み年収100万円UPしました。

皆さんは、年収がUPしたら理学療法士続けられそうですか?考えてみましょう。

業務量の多さ(働きかた)

業務量が多い=残業が多いということでしょう。

業務量が多くなる理由は様々。たとえばこんなことが要因になってくるでしょう。

  • 完全電子カルテ化されてない、スタッフ数に対してPC数が足りなさすぎる
  • 勤務時間内にカルテ記録をする時間がない(先輩がPC入力終わるのを待たないと…)
  • 勤務時間内にリハ計画書・退院時報告書を作成する時間がない
  • 残業しても、残業代を出してもらえない
  • 残業で間に合わないから休日出勤当たり前、しかも無給

上記は全て、僕が病院時代に体験していたことです。

まるまる
まるまる
悲しいですね、今振り返っても

業務量の多さの要因は、「業務の簡略化ができているか?」につきます。
業務の簡略化は、システム・物品の充足+働く人の意識変容が必須。

現場の中の人から「業務改善をしよう!」と意識変容が起きていなければ、勤務状況が変わることはまずないでしょう。
それに、これから変えるとなると数か年計画になるハズ。明日から貴方自身が業務改善を進めても結果が出るのは数年後…

数年後まで我慢できますか?
僕なら勤務先を移ることで、環境条件自体を変えます。
そっちの方が、早い・確実・安全だからです。

リハの環境設定で例えると、こんな感じでしょうか?

階段昇降が全くできない状態で3週間後退院される独居の方が、退院先の家をどっちにしようか迷ってます。貴方は担当理学療法士としてどのように考えますか?

①今まで住んでいた、3階建て階段のみ賃貸マンション。部屋は3階。室内の作りはバリアが多い。有名建築家が建てたマンションで、外観はオシャレだから人に自慢できる。

②不動産屋に紹介された2階建て賃貸アパート。入居可能なのは1階で、玄関前が駐車場で段差がない。室内は広い1ルームでバリア少ない。築年数が経っていて外観はイマイチ。

引っ越すor引っ越さないか、他の選択肢を探すかなど色々意見は出てくると思います。

まるまる
まるまる
僕ならまず②を押したいですね。ダメなら別の物件。

独居を続けたい気持ち+安全面+退院までの期間を考えると家を変えるのが
早い・確実・安全だから。

困難な勤務環境であっても、「この病院(家)じゃないと嫌なの!ダメなの!」と当人が思うのなら①で頑張るしかありませんが…

変わらないことを選んだ以上は、選択によって生じるマイナス面も受け止める覚悟は持たないといけませんね。

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まとめ

考えたうえであれば、理学療法士以外の仕事に転職するのも全然アリだと僕は思っています。

まるまる
まるまる
だって『理学療法士』って職業選択の内の一つでしょ?

『石の上にも3年』って言葉もありますが、3年って長いですよ?人生の3年はとっても貴重です。今つぶれそうなくらいつらいなら、すぐにその場を退いたってイイ。

自分で自立できてなきゃ、誰も支えようがないじゃないですか。

自分の人生は、自分が主役。

まるまる
まるまる
自分で人生を選びきる覚悟をもって過ごしていきたいですね

今回の記事は以上です。ありがとうございました!

ABOUT ME
まるまる
LGBTQのT。FTMの訪問理学療法士。ファイナンシャルプランナー3級取得しました。 トランスジェンダーでもお金の苦労少なく自由な生活したい!というのが目標。40代でバリスタFIREを目指します! 資産運用、節税対策、FTMに関することなど自身の体験や興味のあることを書いていきたいと思います。 Twitterはこちら