こんにちは、まるまるです。
今回は『有利に転職!病院時代に取得したい訪問理学療法で役立つ資格3つ』についてお話します。
僕は病院在職中に転職エージェントを介して転職し、現在は訪問で働いています。
有利に転職!病院時代に取得したい訪問理学療法で役立つ資格3つ
訪問の勤務経験から、
転職時この資格をもっていたらより有利な転職条件を引き出せたかなと思う資格は以下の3つです。
・福祉用具プランナー
・認定理学療法士
転職エージェントに登録する時は、どんな資格を取っているか数回にわたって確認をされました。
特に、資格として一定スキルを習得・修了していると、
転職候補先にアピールしやすい面と、転職候補先も欲しいスキルを持った人材なのか把握しやすいのでしょう。
それぞれの資格について詳しくみていきます。
三学会合同呼吸療法認定士
訪問で関わる場面
訪問業務をしていて、1番接することが多いのは呼吸に対応する必要がある方。
主疾患が呼吸器の方もいれば、他の疾患で寝たきり状態となり自己喀痰が困難になったり、自発呼吸時の胸郭運動が狭小化している方もいます。
三学会合同呼吸療法認定士の取得方法
受験資格は以下です。
1.受講資格 次の1)、2)ともに満たすこと
1)いずれかの免許および実務経験年数を有する者(実務経験は免許登録日以降、証明書類作成日までとする)。
a)臨床工学技士:経験2年以上
b)看護師 :経験2年以上
c)准看護師 :経験3年以上
d)理学療法士 :経験2年以上
e)作業療法士 :経験2年以上2)受講申し込み時から過去5年以内に、認定委員会が認める学会や講習会などに出席し、
12.5点以上の点数を取得している者(その受講証、または修了証の写しを受講申し込み時に添付すること)。引用元:公益財団法人 医療機器センター
「実務経験2年以上」で認定試験受験資格を一部満たせるので経験年数が若いうちに取得できる可能性があります。
今年度(第25回)は認定講習会のみeラーニング、認定試験は延期され2021年4月以降に開催されることになりました。
コロナの余波はいつまで続くのでしょうか…
福祉用具プランナー
訪問で関わる場面
福祉用具を必要とする場面で1番多いのは住環境。高齢者の多くが現役世代に家を建てているので新しい家と比べると、上がり框が高い、廊下が狭い、階段が高いなど違いがあります。
あとは生活習慣に関わるところですね。
物品の存在、使い方を知らないと提案もできないので、常に新商品が開発される福祉用具の知識はブラッシュアップし続けないといけない分野の1つだと感じています。
福祉用具プランナーの取得方法
1,受講資格条件
1)指定福祉用具貸与(販売)事業所において、福祉用具専門相談員として、その業務に従事している者又は従事した経験のある者
2)福祉用具関連業務に従事している又は従事した経験のある下記の者
3)保健師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、義肢装具士、介護支援専門員、建築士
4)その他、特に認定講習受講の有効性があると当協会が認める者
2,実務経歴
福祉用具プランナー認定試験実施日において、福祉用具専門相談員業務または福祉用具関連業務に2年以上従事した経験がある者引用元:公益財団法人 テクノエイド協会
「座学」の方はe-ラーニングで受講できるので負担感は半減するはず。
「実技・演習・認定試験」は集合研修。
2020年度の開催は各実施機関によって開催中止や開催実施など対応が分かれています。
興味を持たれた方は、テクノエイド協会ホームページを確認してください!
認定理学療法士
訪問で関わる場面
実際の訪問業務で認定理学療法士資格を持っていても今のところは変化ありません。
そういう意味では、自分の収入を減らさないリスク管理になるかも。
会社によっては、認定理学療法士を持っていると資格手当がつくことがあります。
訪問は民間会社が運営していることが多いので、病院と比べると資格手当は適切に付与されるのではないかと思います

認定理学療法士の取得方法
現在はは旧生涯学習制度、2022年4月からは新生涯学習制度に変わる予定。
ここでは旧生涯学習制度での取得方法を記載します。
引用元:日本理学療法士協会
新人教育プログラムは早い人であれば1年で全て履修可能。
特に今年度はコロナの影響でe-ラーニングで多くの研修を受講できるので、これまでで1番履修しやすいと思います。
新プロが終わったら、すぐに修了申請と専門分野登録をしましょう。申請と登録を終えた日付から2年後に最短で認定理学療法士試験を受けることができます。
新制度に照らし合わせると、修了申請と専門分野登録が終わった時点で登録理学療法士(みなし)になるはずです。
旧制度中に認定理学療法士試験を受けられる状態にない方でも、とりあえず登録理学療法士までたどり着いていれば認定取得までのハードルはぐっと下がるでしょう。
新制度での認定理学療法士取得方法はまだハッキリ発表されていません。
旧制度では研修会に参加し、ポイントを180P積み増したのち症例報告10症例を作成し合格すれば筆記試験に臨めます。
認定理学療法士制度も5年更新制です。
まとめ
今回は転職エージェントを利用した経験を踏まえて、有利に転職を進められるだろう資格3つをお話しました。
この中で資格手当(収入UP)につながりやすいのは「認定理学療法士」だと思います。
協会が承認している資格は理学療法士以外の人でも、勉強してきていることが分かり易いからです。
資格を取得するには、講習会参加、勉強など時間とお金がどうしてもかかります。
できるだけ効率よく資格取得を目指してもらえたらと思います。
今回の記事は以上です。ありがとうございました!