こんにちは、まるまるです。
今回は、「資格取得して転職! 学費の心配なく勉強 奨学金・教育ローン・転職助成制度」についてお話します。
理学療法士養成校入学前に奨学金、教育ローン、助成制度について調べて利用しました。
国や自治体の助成制度であまり知られていないものも多かったです。
この記事では社会人の方でも、『入学前』から申請できる制度を5つまとめました。
ものによっては入学金納入にも利用可能です。
(国の制度)
・教育貸付
・専門実践教育訓練給付金
(企業の制度)
・新聞奨学生
・銀行・信用金庫の教育ローン
・IT企業の転職支援制度
資格取得して転職! 学費の心配なく勉強 奨学金・教育ローン・転職助成制度
僕は社会人経験を経て、資格取得のために再進学をしました。
現在は資格を生かして理学療法士として働きながら、通信制大学に在籍しています。
お金で進学を諦めるのは勿体ないです。
やり方はいくつでもあるし、社会人経験後に進学する人は年々増えてきていますよ!
国の制度
日本政策金融公庫 教育一般貸付
こちらは「国の教育ローン」と言われているものです。
学費のほかに、進学に伴う転居費用、PC購入代、定期代など使える幅が広いのが特徴!
あまり知られていないのですが、18歳以上であれば進学者本人の名義で貸付ができます。
事情があり連帯保証人がたてられない場合でも、「補償基金」を利用することが可能!
保障基金を利用すると、貸付金額から保証料が差し引かれて、残りの金額が申請者名義の銀行口座に振り込まれます。
連帯保証人になってもらえる人がいる場合はお願いするのがベスト。
保証人がいない人でも貸し付けてもらえる制度があることはとても有意義ですが、
保証料がなければ、それだけ貸付金額=借金を減らすことができます。
貸付金額にもよりますが、保証料は数十万かかることもあります…
引用:日本政策金融公庫
令和2年度から制度改正があり、条件に当てはまる人は上限が450万円と100万円増額されています。
地方出身者の方は自宅外通学生になることがほとんどでしょうから、2020年4月から当てはまった人もいるはず。
在学生であっても利用可能ですので、コロナの影響で学納金準備が困難な場合は
増額分の借り入れを検討してみてはいかがでしょう?
大学・大学院だけではなく、高校、短大、専門学校、予備校も貸付対象です。
授業料以外に、PC購入代や通学のためのアパート代にも活用することができるので、学生生活の多くの部分で助けになりますね。
金利は1.70%(2020年6月現在)と教育ローンの中でも低利。
専門実践教育訓練給付金
初めて利用する方は、資格の受講開始日時点で雇用保険に加入していた期間が2年以上必要です。
訓練期間中は6か月ごとに支給申請を行うので、訓練期間中から支給可能!
修学期間は最大3年なので多くの資格が当てはまるでしょう。
こちらの記事の資格はすべて専門実践教育給付金の対象資格になっていました。

厚生労働大臣が指定した教育訓練を受講し、受講中は教育訓練費の50%(年間上限40万円)が資格取得して1年以内に職に就いた場合は+20%(合計70%)支給されます。
支給需給を希望する場合、
訓練前にハローワークでキャリアコンサルティングを受けることが必要。
45歳未満の離職者などを対象に、雇用保険の基本手当日額の約80%に相当する額を支給される制度で、2か月に1回ごとの支援給付金認定日に失業認定を受けることが条件。
受講する教育訓練が通学制・昼間部に限られており、通信制や夜間部進学の場合は除外されます。

企業の制度
新聞奨学生
18歳以上から募集可能で、年齢制限は特にありません。
専門、大学、短大などで利用可能。
大手のほとんどの新聞社で毎年募集しています。
学費のほかに毎月給料と年2回のボーナスが支給され、住む所は新聞営業所が用意してくれるので無料。
節約をすれば、契約終了時に十分な貯金を作ることも可能です。
僕も20代前半に新聞奨学生をしていました。
経験から言うと想像以上に大変です。でも、お金の心配はほぼなくなります。
本気で自活しながら進学する意思がある人にはオススメですよ。
起床時間は2:30、朝刊を配達してから学校へ。
夕刊も配達するので学校にいられるのは14:00くらいまででした。
夕刊配達後も集金、新聞の折り込みなどを行って自由時間ができるのは20時以降から。
30代でこの生活をするのはできないなと思うので、この制度は20代の方までなら可能な方法でしょうね。
銀行・信用金庫の教育ローン
ほとんどの銀行・信用金庫で教育ローンは取り扱われています。
教育ローンも日本政策金融公庫と同じように、本人名義でローンを組むことが可能。
政策金融公庫と違う点は
多くの銀行教育ローンでは学費など学納金のみ適応で、貸付金は銀行から直接学校の口座に振り込まれます。そのため、生活費のために教育ローンを借りることは難しいです。
IT企業の転職支援制度
ITはこれからも伸びていく業界でありながら、人手が少ない状況。
そのため、プログラミングスクールなどでは転職支援制度を設けているところがあります。
プログラミングスクールのほとんどが、専門実践教育給付金の適用範囲。
IT業界は平均給与が全職種平均よりも高いです。
年収アップを目指して資格取得を考えている方には、IT業界は視野に入れて損はないと思います。
まとめ
奨学金・教育ローンの金利はクレジットカードと比べるととても低く抑えられています。
資格取得後にスキルを活かして仕事に就けば十分に支払い可能ですよ。
ただ借り入れ金額が増えるほど、返済期間も長くなるため
利用するときは借入金額が返済可能なものか考えて活用をしましょう。
資格やスキルを手にすることは、人生を劇的に変える力を手にすることと同じです。
実際僕は、人生を大きく変えることができました。

今、勉強を始める・続けることを資金面で諦める気持ちでいる方には
いろんな制度を利用して、ぜひともやり遂げてほしいです。
今回の記事は以上です。ありがとうございました!
