こんにちは、まるまるです。
今回は「オススメを3つ トランスジェンダーが働きやすい業種はどこかを考える」です。
僕が働きやすいのではないかと考えているのは、配送業、医療業、IT業界です。
体験を交えてお話したいと思います。
トランスジェンダー(戸籍変更前)が働きやすい業種はどこかを考える
僕は20代を非正規雇用として働いていました。
理由は3つあります。
現在は理学療法士養成校卒業し、理学療法士として働いています。
どんな場面で抵抗を感じていたのか
非正規として働いていた時に真っ先に注意していた点は、
女性物の制服を着なくてもよいかという点でした。
入る前には、『誰もいませんように、誰もいませんように…!』と繰り返し心で願いましたね~(汗)
入ったら周りを全く見ないように、床一点をみて最短時間で着替えるよう心がけていました。
ホントもう…しなくてイイ苦労してますよね~
次に注意していたのは、
トイレが男女兼用、もしくは分かれていても1人しか入れないという点。
女の園にいること自体が、申し訳なさ過ぎて萎縮してしまいます。
これは僕には辛すぎることだったので徹底的に避けました。
同じような感覚は当時の僕と同じように、
体の変化を伴う治療を開始していない方は持たれるのではないでしょうか?

抵抗を感じなかった仕事
僕が経験したものでは、
新聞配達員として働く
住み込みで働く代わりに、学費を全て負担してもらえ、給料を毎月もらえるという制度です。
朝刊配達→学校→夕刊配達、集金をする生活。休みは週1回+月1回の休刊日が基本でした。
平成の話なのですが、文字にしてみるとすごい昔の話に見えますね(苦笑)。
新聞配達員として働いて感じたメリットは以下です。
- 着替えなくてイイ!
- お金が貯まりやすい!
- 勝手に筋トレになる!
自分で生活費と学費を稼ぐために始めた仕事でしたが、着替えなくていいのは精神的には楽でしたね。
住居費が全くかからなかったこともメリット。家賃なしで生活できたのでお金が貯まりまくりでした、その後全部使っちゃうんですけど…
早起きと体力が必須なので体はきつかったです。働いているだけで勝手に筋トレになっていたのは良かったですが(汗)
住み込みでしたが、販売所近くのアパートを借り上げだったため、
シャワー・トイレ付1ルームに住めていました。トイレもそこで済ませれば問題ありませんでした。
この時期に地図の見方や番地の並び基準を覚えたので、現職でもあまり道に迷いません。
宅配業者として働く
新聞配達との大きな違いは「制服があること」です。
制服がありましたが、更衣室を使うことはありませんでした。
当時はほとんどのスタッフが自宅から着替えて出勤していました。恐らく今もそうなんじゃないかと思います。
退勤時も家まで帰れば着替える必要ありません。これだけでも気が楽!
働く時間を指定しやすかったこともあり、
夜間専門学校に通っていた時は、昼すぎまで働き夕方から学校に通っていました。
当時は途中コンビニのイートインでご飯して、トイレで着替えていましたね。
時給がわりと高い職種だったので、苦学生にはありがたかったです。デメリットは体力勝負なこと、腰痛になりやすいことでしょうか。こちらも働いてて勝手に筋トレになりました(笑)
販売員として働く
小規模スーパーや本屋で勤務していました。
小規模店舗や、個人店はトイレが男女別になっていないことが多かったです。
ビルの中のテナントになると、ビルのほかのフロアと共同になって男女別に分かれていました。
資格やスキルを持っていると苦痛少なく働きやすい
僕が非正規から進学しなおした理由の1つは
資格を持っているとトランスジェンダーでも就職し易いのではないか?と考えたから。
30の声が聞こえてくると、「このまま非正規でいいのか?」という思いが出てきました。
目指していたことを貫くよりも、治療ができないことの方が苦痛に。
治療に踏み出すための資金を得ることが、再進学を考える大きな理由の1つとなりました。
いろいろな資格やスキルが世の中にはありますが、
コロナ後の社会を考えると、医療業界とIT業界も働きやすい環境かと思います。
医療職が働きやすいと思う理由
医療職と言っても看護やリハ職だけでなく、放射線技師、臨床検査技師など多岐にわたります。
医療職は資格を取るために学校に通い、国家資格試験に合格することが必須!
お金の面に関しては、学生支援機構や金融公庫以外にも自治体や医療法人支給の奨学金などもあるので、ほかの業種よりも支援は多いかと思います。
僕自身は奨学金のほか、自身で教育ローンを組んで、昼間働きながら、夜間部を卒業しました。
IT業界が働きやすいと思う理由
IT業界はこれからの社会を考えるととても有望な業界だと思います。
これから人材が必要な業界であるのに、人手が少ない状況。
僕の経験上、僕の親世代以上の方は否定的であることが多かったです。
医療職だと2~4年は学校に通う必要がありますが、
ITの場合はもう少し短い期間で異業種からの転職が可能なようです。
オンラインプログラミングスクールの転職コースでは
多くが12~16週のカリキュラム終了後に転職される方が多くいらっしゃいます。
家にあるPC一つでスキルが必要な業界に転職が望めることはすごいことです。
特に今はリモートやICT・IoT活用が顕著になっています。
アナログが染みついた医療現場でさえも、技術活用・電子情報共有の波がここ数年で確実に到達していますね。
僕が今10~20代で、医療の道に進んでいないならプログラマーを目指したでしょう。
収入もやりがいも右肩上がりの職種ですからねぇ。
プログラミングやシステム設計ができるスキルが高いと、
今後いろんな業界で活躍してける可能性も高いといえるでしょう。
トランスジェンダーが働きやすい業種
これまでの経験と、これからのコロナ後の社会を考えると
以下の業種がトランスジェンダーにとって働きやすいし、長く働ける業種ではないかと考えます。
まとめ
治療をすすめるには、やはりお金が必要になってきます。
確かにスタート地点で大きな制約がありますが、将来が閉ざされている訳では決してない。
昔10代だった僕に呼びかけることができるなら、今の僕はこの言葉をかけたいと思います。
今回の記事は以上です。ありがとうございました!
